3,300円
ネタバレなしのレビューです。
僕は”基本的には”、NTR(寝取られ)系のゲームは好きな人間です。
そんな僕ですら、このゲームはキツい…と思ってしまうゲームが「初めての彼女」です。
別に”面白くない”という意味ではありません。
むしろ、フルプライスでもおつりが来るぐらいの良作です。
何がどう、キツいのかと言うと、
とんでもなく見ているのが辛くなるゲームで、これを「鬱ゲー」と言わずして何というのかという感想です。
「新世紀エヴァンゲリオン」「魔法少女まどか☆マギカ」「ぼくらの」
その他、鬱アニメと呼ばれる作品でも、ここまで精神的に来る作品はありませんでした。
ここまでで「どんな作品なんだ」と怖いもの知らずの方、名作が好きな人はリンクから見に行って欲しいのですが、間違いなく”名作”と呼ぶに相応しいゲームだと断言できます。
しかし、「名作」かと「面白い」はイコールではなくて、このゲームは”エロゲー”としては「駄作」と呼べるのかもしれません。なぜなら、興奮できるポイントが悲し過ぎて泣けてくるからです。
寝取られの面白さとは、ある種のフィクション性だと思うのですが、文章やキャラクターからの生きているかのようなリアリティが他人事として見れません。
”なぜ彼女はこんなに苦しんでいるのか”
これをここまで繊細に描写したゲームを、作品を、僕はまだ知りません。
「夫以上の快楽に負けて堕落しました」
これが寝取られのお約束だと思うんですけど、そこまで実際の人間は割り切れないものです。
「今日から奴隷になります」なんてセリフはフィクションです。
それが”駄目だ”という意味ではなくて、
むしろそれぐらい良い意味で現実離れしていないと、人間はそこまで興奮できないんだなと勉強になりました。感動と性的興奮は両立できないんだと…。
ここまで書いて、まだ本編の説明は何もしていないので創作物が本当に好きな人はプレイしてみてください。そして、心から傷付いてください。
絶対にプレイしない方がいいですが、作品は本当に素晴らしいゲームです。
3,300円
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