日本ではヒーローと言えば”正義の味方”です。
それ以上に、僕は”尊敬される対象”だと思います。
たとえば、ヒーローが子供を蹴り飛ばした。
これだと一瞬で苦情が殺到することでしょう。
しかし、倫理的に正しい判断なのだとしたら絶対に間違っているとは言えないと思います。
仮にトロッコ問題で、
「子どもを蹴り飛ばす」か「男女100人」が死ぬ。
これで前者を取らない人がいるはずないですよね。
これは極端な例で「子どもを助けなかった」という作品ならいくらでもあります。
ただ、日本では子供を助けないことはタブーで、子どもが主人公なのに子どもが苦しむ姿が辛いという意見の大人までいたりします。
それでは、ヒーローとは何と戦うのでしょう?
”悪”なのは間違いないにしても、悪にだって家族はいるし、悪党のパパが殺された子供はどうすればいいのでしょう。フィクションだから安心なのでしょうか。
海外のヒーローはそういう描写が非常に多く、「ロボコップ3」という映画では悪党の子どもがヒーローに兵器を向けて殺されてしまうシーンがあります。
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他には、正義のために戦うヒーローほど、制御の効かない危険因子として市民から恐れられているからマスクを被るヒーローはマーベル映画の王道です。
僕の個人的な意見としては、
無垢な子どもが痛い目を見るよりも、勝利しても何の名誉も報酬も出ないヒーローの方が可哀そうだと思ってしまいます。
日本のヒーローだと本部や基地があって、ちゃんと報酬が支払われたり、敵の目の前で変身したりするヒーローが多いと思います。昔は隠れるのが当たり前だったんですけどね。
たった一人で孤独に戦い抜くか。
仲間と助け合って勝利するか。
どちらがカッコいいかという話ですが、日本だと後者のほうが人気は出てしまうんです。
ヒーローって子供っぽいテーマですが、本当に深いジャンルだと僕は考えています。
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